ノロウイルス等に関する知識

毎週実施する定期検査

皆様が、牡蠣を召し上がるに当たって心配されがちな「食中毒」。

当浜中水産では、毎週、総合衛生コンサルタントによる食中毒を引き起こさないための、以下のような厳しい定期検査を受け、その検査に合格した安全な牡蠣だけを皆様にお届け致しております。

 

総合衛生コンサルタント検査結果 平成24年度

試験名 食品細菌検査
サンプリング日 平成24年12月7日
検査日 平成24年12月7日
製造者 相生市漁業協同組合 浜中水産
品名・名称 生牡蠣
一般生菌数 690
黄色ブドウ球菌 陰性
E.Coli(MPN法) 30↓/100g
腸炎ビブリオ(MPN法) 30↓/100g

このような検査は毎週実施されています。当店は検査によって認められた安全な牡蠣だけを出荷いたしております

では、牡蠣における食中毒とは、一体どういうものなのでしょうか。

牡蠣における食中毒とは

上記のとおり、当浜中水産は皆様に、より安全に美味しい牡蠣(カキ)を召し上がっていただくための努力を惜しまず、日々安全面に徹し尽力いたしております。

 

通常、菌はどの海水であっても一定数存在するものであり、ごく少量であれば食中毒を引き起こすことはありません

さらに、貝の表面および貝の内部に取り込まれた菌類は、紫外線によって殺菌した海水を十分に循環させることで、ほとんどの菌は貝の中から排出されます。このような作業を減菌作業といい、現在では二枚貝による食中毒に対して、十分な対策が取られています。

 

この作業によって、生食としても安全に召し上がっていただけるのです。

 

殺菌作業

 

Qでは、食中毒はどのような場合に起こるのでしょうか。

Aその原因は加熱不十分にあります。

 

不十分な加熱は、排出した菌を逆に増殖させてしまいます。

加熱処理さえしっかりと行っていただければ、食中毒を引き起こすことはありません。

食中毒を引き起こす原因とされる以下の菌は、この様な条件で死滅します。

 

菌名 死滅条件
大腸菌 75度以上一分間の加熱
ノロウイルス 85度以上一分以上の加熱
腸炎ビブリオ 70度以上一分間の加熱

このように、身の中心部まで十分に加熱していただくことで、皆様により安心して牡蠣(カキ)を召し上がっていただくことができます。

 

火を通す場合は十分に加熱をする。たったこれだけで、安心してカキを召し上がっていただけます。

 

まとめ
不十分な加熱は排出した菌を増殖させる。
火を通す場合は身の中心部まで十分に加熱する。
生で召し上がられる場合は一度に多量摂取しない。

 

たったこれだけで食中毒は防ぐことができるんです。

 

※生で召し上がられる際はすでに減菌しております。安心してお召し上がりいただけますが、体調が万全でない方やお子様やお年を召された方は食べすぎに注意して正しい調理法の元、牡蠣をお楽しみください。

牡蠣の正しい調理準備

むき身生カキ調理準備

 

生食用むき身生牡蠣は、ボールやざるなどに空け塩水で丁寧に洗ってください。カキは傷つきやすいですので一粒一粒優しく洗ってあげて下さい。

 

チューブから出したむき身生牡蠣が多すぎるときは、そのまま小分けにして中の海水と一緒に密封して、お早めにお召し上がりください。

 

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